その、リンスケの7歳の誕生日のプレゼントは、
ラジコンだの DSだのという、本人の夢いっぱいのリクエストは全て却下して、
電子ブロックなるものを買いました。
1976年に学研から発売された、電子実験キットの復刻版です。
ブロックの一つ一つがコイルとかトランジスターとかになっていて、
フォトラジオやら脈拍計やら嘘発見器(!)やら、
何十種類もの電子機器が作れるらしい。
回路そのものの原理は多分本格的なのだろうけど、
そこはブロックなので、説明書通りに組み合わせるだけで
リンスケでも好きなものが組み立てられます。
もちろん、並列と直列回路の違いも知らないくらいの7歳なので、
何をやってるかは全然分かっていないと思うのだけど、
自分で音や光が出る電子装置を作れることが面白いみたいです。
アメリカ製の、もっとカラフルで安くて子どもらしい電子ブロックもあったのだけど、
硬派な武骨さに男のロマンがあるとブリちゃんが言い張るので、
7歳の誕生日のプレゼントは、この古めかしい黒い箱ということになりました。
そうして訳も分からず遊んでいるうちに、
自分は科学系のことが好きなんだと勘違いしてくれたらいいなーという、
親の下心溢れるプレゼントです。