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Channel: じょいフルデイズ
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夏休みの流通貨幣「よし」

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リンスケが夏休みに入ったのと同時に、
我が家の流通貨幣「よし」の運用を始めました。
子ども達は、家族の役に立つことと
家族に迷惑をかけないことで「よし」を付与されます。
リンスケは掃除機やお風呂入れなど、
アサは洗面所周りと玄関の美化を、
夏休み中の役割りとします。
この制度は、働いたことに対する報酬というものではありません。
それぞれの役割について責任を負うという、覚悟に対する「よし」であり、
自分の責任で役割が果たされれば「よし」が与えられます。
習い事に行って出来ないなどの場合は、
親に代わりにやって下さいと頼めば
責任は果たしたことになり、「よし」付与となります。
獲得した「よし」は、夏休み中に2回ある
小学校や幼稚園のお祭りの時に、
1よし=1円として利用することができます。
小学生のリンスケも、まだ友達同士で買い食いをするとか
ゲームを買うというシチュエーションもないので
現金のお小遣いを渡していません。
我が家の子ども達が自分で好きなものを買う(買いたいと言ってくる)のは、
お祭りに遊びに行った時くらいなので、
「よし」をここで使えるポイントにすることにしました。
有効期限は夏休み中のみで、自発的な頑張りには
追加よしが発行されることになっています。
怠惰な夏休みを送れば、お祭りで買えるのはかき氷一つで終わってしまうし、
家族のため自分のために頑張れば、
わた菓子も射的ゲームもくじ引きも遊び放題。
追加よし発行の基準は、お手伝いをした内容とかではなく、
親をどれだけ感動させたか。
早速アサは、晩ごはんにミニトマトとバジルでサラダを作って
ブリちゃんとじょいフルを喜ばせたので、4よし増えました。
リンスケは先日、炎天下でソフトボールの練習を半日こなして、
本人は「楽しかったよ」とケロッとしていたけど
親のじょいフルが感心したということで、5よし追加発行。

子育てで必ず問題になる子どものお手伝いについて、
そもそも「お手伝い」という言い方自体、
本来親がすることを手伝ってあげているんだというニュアンスのようで
あまり好きではなくて、
お手伝いをしたらご褒美を与えるというのも反対派でした。
本来は家族の一員としての役割のはずだけど、
反抗期まっさかりのリンスケにそんなことをクドクド言って
はいそうですねボクの役割ですねなどと聞き入れるわけもなく、
これはもう、一度とりあえず家の仕事をさせてみるのが先かと、
それで、誰かの役に立つっていいもんだと
ちょっとでも思ってくれたらしめたものだし、
この夏休みの40日限定の通貨制度が、
家族の中での役割を知るきっかけになればと思います。

ちなみに、「よし」はリンスケとアサの獲得分を合計して、
お祭り当日はきっちり2等分して利用します。
年が上のリンスケの方が役割が多いのは当然だし、
その分よし獲得の機会も多いので、不公平感を出さないために決めたことなのだけど、
今のところ、兄妹で仕事のし忘れがないか声を掛け合ったり、
お互いが出来ていないことをフォローしたりしています。
自分が使える「よし」を増やすための下心のためであっても、
40日も続ければそれも習慣になるのではないかと、
母も下心をもって見守っているところです。






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