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この度の高知旅行で泊まった、桂浜の「民宿まさご」。
折り目正しいおもてなしの観光旅館もいいけど、
人情溢れる小さな民宿とかペンションが、じょいフルは結構好きです。
一泊目は四万十川沿いのアットホームなペンションに泊まって、
二泊目の民宿まさごは、さらにドメスティックというか、
むしろ家そのものと言うか、
古い大きな民家のたくさんある和室に、
宿として人を泊めているような雰囲気でした。
当然部屋のドアはふすまで、鍵なんか付いていないのだけど、
すぐ隣の部屋のお客さんとも顔を合わせて挨拶をしたりするし、
こんな小さな民宿に泊まるのはフレンドリーな人が多いので、
隣の部屋に人がいるのかどうかも分からない大きなホテルなんかより
ずっと安心な気がします。
この日は7つの客室が満室だったみたいなので
相当な人数が泊まっていたはずなのに、
宿の人の采配が上手なのか、たまたまなのか、
食事もお風呂も他のお客さんとかぶることがなくて、
家族だけでゆっくり過ごすことができました。
食事ももちろん、大広間にずらっと並んだ会席風、とかではなくて、
少し広めのダイニングのテーブルで晩ごはんをいただく感じ。
近海の幸たっぷりの、暖かい手作りのお料理でした。
部屋に冷蔵庫がなくても、持って来ていた子どものジュースとか
翌日まで冷やしておきたいものは、宿の人に言ったら
食堂の廊下のグラスを冷やしている冷蔵庫に置いておいてくれるし
翌朝の出発前に、子どもの水筒に快く冷たい麦茶を入れてくれたりと、
観光旅館のような完璧な設備やサービスではなくても、
一期一会の気持ちとか人情とかで、快適で思い出深い一泊となりました。
唯一、じょいフルが頭を痛めたのが、
古い民家の和室を客室にしただけの民宿で、
日常から離れてすっかりテンションの上がった2人の子どもを、
いかに他のお客さんに迷惑を掛けないように行儀よく過ごさせるかということ。
食堂の絵本は部屋で静かに読むもので、本棚の前に座り込んで読んではいけませんとか、
部屋の押入れに入ってはしゃいだり、まして上の段から飛び降りたりしてはいけませんとか、
階段はスリッパの音をさせないで静かに上がりなさいとか、
広くて気密性もばっちりの大きな観光旅館なら、少々子どもが騒いでも大丈夫なのだろうけど、
人と人との触れ合いたっぷりの民宿だけに、他のお客さんへの配慮も
その分必要なんだということを思い知りました。
それでも、部屋で走り回る子供にも中居さんが深々と挨拶をしてくれるのでは、
我が家のすぐに調子に乗る子ども達は何か勘違いをするかも知れないし、
こういう場所でのお作法とか、歳に見合った立ち振る舞いを教える
いい機会なんだとも思いました。
豪華な旅館とかリゾートホテルは、
子ども達がそれ相応の歳になってからか、
またはブリちゃんと2人だけで行けるようになった時でいいとして、
小さな子連れの旅行のうちは、やっぱりこういう
民宿とかペンションの旅がいいなぁとじょいフルは思います。