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Channel: じょいフルデイズ
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高知旅行

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赤ちゃんが出て来てしまったら、もう当分どこにも行けないだろうし、
それに、この受験生生活が終わったら羽を伸ばしたいなーと思っていたこともあって、
最後のチャンスになると思われたこの連休に、2泊3日の高知旅行に行ってきました。
と言っても、行き先を決めたのが2日前、とりあえず宿だけ取ったのが出発前日という
出不精の我が家らしいバタバタぶり。
ブリちゃんもじょいフルも、綿密に計画を立てるようなタイプではないので、
自然に触れてのんびりできて、美味しいものが食べられたらいいかなーという
イメージ先行、と言うか、イメージだけの計画で、いざ出発。

一日目は、車中で朝ごはんを食べながら瀬戸大橋を渡って、
梼原という高原の町へ向かいました。
道の駅ゆすはらにある「雲の上ホテル」が、
ブリちゃんの話では隈健吾という有名な建築家の建てたものらしくて、
ブリちゃんは大喜びで歩き回ったり写真を撮ったり。
地元の木材をたくさん使った、確かにカッコいい素敵な建物だったけど、
ホテルと温泉をつなぐ渡り廊下だけで3億円もかけているとかで、
一般人のじょいフルには理解出来ない、こだわりの世界でした。
同じ敷地内の農家レストラン くさぶきで、うどんくらいありそうな太い手打ち蕎麦と
地元の山菜料理のお昼を食べました。
雄大な高原を放牧牛を見ながら四国カルストをドライブ、するはずだったのに、
着いてみると当たり一面真っ白で、雄大な高原どころか、
すぐ前の車のテールライトも真っ白の中に消えて
何も見えなくなってしまう、まさに雲の中の状態でした。
じょいフルとしては、子供の頃に毎年家族で行っていた、
信州みたいな空気を味わえるのを楽しみにしていたのだけど、
そういえば信州も、行ってみたら真っ白なんてこともよくあったなぁと、
ある意味これも信州みたいな空気ということで、
真っ白で何も見えない峠の、牛の看板の前で写真を撮りました。
高原に寝転ぶ牛を見るのを楽しみにしていたアサのために、
ポニー牧場でポニーや山羊さんを見て、牧場の隣のペンションで搾りたてミルクを飲みました。

2日目は四万十川で、帆掛け船で川下り。
ベテランの船頭さんが、四万十うなぎのこととか、
「遅咲きのヒマワリ」に出てきた沈下橋のことを話してくれました。
昔の四万十川では、木の筒を川の中に2日も沈めておけば、
うなぎがギュウギュウに詰まって身動きが取れなくなっているほど沢山獲れたのだそう。
じょいフルは、うなぎは夏に獲るもので、秋冬は冷凍物を食べているのかと思っていたけど、
地元のある程度の年代の人にとっては、川に行けばいつでも捕まえて食べることができる
普通の川魚くらいの存在だったみたいです。
本当は、ゴムボートのラフティングみたいなのがしたかったのだけど、
5歳以下はダメだったり、(なぜか)妊婦はダメだったりで、
2歳の子どもが四万十川で一緒に乗れるのは、帆掛け船か屋形船くらいしかなくて、
それでも、菅笠を被ってのんびり船頭さんの話を聞きながら、
川を泳ぐ鮎を探したり、カワセミが飛んでいるのを見たり、
大人も子どもも四万十川の自然を楽しむことができました。
四万十川沿いの道を車で上がって行くと、
さっき船頭さんが話してくれた沈下橋がいくつかあって、
観光客が集まって写真を撮っているのは下流の大きな沈下橋なのだけど、
上流に行くほど水の色が深くて、雨が上がった山に霧がかかって
幻想的な雰囲気になっていって、じょいフル達は一番上流の、
一番小さくてひなびた趣のある沈下橋で写真を撮りました。
それから、四万十バーガーと四万十牛のコロッケを食べて
四万十を後にしました。
桂浜に着いたのは、もう日暮れの頃でした。
ずっと瀬戸内で暮らしてきたじょいフルとしては、
海に島が一つも見えないのも、砂浜に貝殻とか海藻が転がってないのも、
そもそも砂浜が砂じゃなくて砂利なのも全部不思議なかんじで、
大学の頃、部活の人達と夜中に桂浜まで車で走って、
星を見てから明け方に帰るなどというお馬鹿な遊びをしていた時も
同じことを思ったのを思い出しました。
同じく瀬戸内育ちのリンスケは、砂浜に行けば生き物がいると思っているので、
桂浜に着いたら、家で飼っているカニさんの
お友達のカニを捕まえるんだと張り切っていたけど、
カニどころか、フジツボのひとつもない太平洋の砂利の砂浜にびっくりしていました。

3日目、朝もう一度桂浜を歩いて、家のカニさんへのお土産に
水槽に入れるきれいな石を拾った後、
ブリちゃんの念願だったカツオの塩たたきを食べに、ひろめ市場へ向かいました。
ひろめ市場の明神丸は、目の前で藁焼きにした、まだ暖かい状態のカツオに
自然塩を振って出してくれます。
鮮度の違いなのか、カツオの違いなのか、カツオ独特のトゲのある生臭さが全然なくて、
甘みを感じるくらいの濃厚なカツオを味わえました。
ひろめ市場自体は普通の観光市場なのだけど、ここだけは行列が出来ていて、
以前我が家も、ブリちゃんのお友達からこのお店の塩たたきを送ってもらったことがあって
それがとても美味しかったので、ブリちゃんの叔母さんに
塩たたきの地方発送を注文しておきました。
ひろめ市場から高速に乗って、水島インターで下りるまでが1時間50分くらい。
高知ってはるばる四国を縦断して行く大変な場所だと思っていたけど、
意外に松山に行くより早いくらいで、
これならもっと気軽に、桂浜とかアンパンマンミュージアムに遊びに来て
カツオを食べて帰るのでもいいねと話していました。



ブリちゃんは「実のところは自分の家が一番」というタイプだし、
じょいフルは「先にあれこれ期待するより、行ったその場で楽しめばいいじゃん」のスタンスなので、
イメージと大雑把な計画だけでスタートして、
地元のグルメと自然とに終始した旅行でした。
じょいフルの家族旅行の像は、子どもの頃に毎年行っていた信州旅行がベースなのだと思います。
じょい両親に連れられて行ったのは、高原やら山やら湿地やらだったし、
じょいママが、地元の観光案内所でその日の空いている宿を尋ねたり、
るるぶ片手に電話ボックスからペンションに空きがあるか聞いたりしている光景を覚えているので、
事前に綿密な経過を立てないのもそのままみたいです。
違うことと言えば、ブリちゃんが有名な建築家の建物を見たがることと、
じょいフルが地元ならではの食べ物にこだわることくらい。
かくして我が家の家族旅行は、リゾートでのんびりとか、アウトレットでショッピングとかではない、
大雑把な自然体験が続くのだと思います。
もっとも、リンスケはディズニーランドに憧れているみたいなので、
いつかそのうち、子ども達に散々催促されて、
渋々テーマパークにも行くようになるのかなぁとも思います。








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