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第2回の今年は、春夏秋と三期に渡って開催されている、瀬戸内国際芸術祭。
周りでは、「もう行った?」とか「あとは○○島だけ」とか、
ちょっとしたブームになっていたみたいだけど、
じょいフルはと言うと、なんだか盛り上がってるなーと思いつつ、
暑いしなー、フェリー乗船待ちとか聞くしなー、
どこをどう回ったらいいのかよく分からないしなーと、
要は波に乗れないままやり過ごしていたら、
ブリちゃんのお父さんがリンスケを伊吹島に連れて行ってくれるというので、
それならじょいフルも着いて行きますよと、
子どもの引率のふりをして、ちゃっかりじょいフルも
他力本願でセトゲー体験をしてきました。
岡山からだと、車で観音寺まで行って
そこから小さなフェリーに乗って伊吹島に渡るという行程になります。
伊吹島の中は歩いて回って2時間程。
伊吹島の人達は、こんな小さな島に次々とよそ者が乗り込んで来て
さぞ迷惑してるんじゃないかと思ったら、
道々、おばちゃんが「次まであとちょっとよー」と声を掛けてくれたり、
ビーサンと短パン姿の日焼けした白髪のおじいちゃんが
坂道をベビーカーを押すのを手伝ってくれたり、
とってもウエルカムな雰囲気で驚きました。
アサは初めて船に乗れたことに大喜びだったし、
瀬戸内ののどかな島を歩いて回るというのも
中学の時の山の学習のオリエンテーリングみたいでよかったです。
あー、みんなこのためにセトゲー巡りするのかなーと思ったくらい。
ただじょいフルとしては、
あくまでもじょいフルとしては、
アートとかそういうのに疎いじょいフルとしては、
小学校の校舎にあれこれ飾ってある、とか、
何やらの廃材で作った動く遊具、とかを観ても、
一体これのどこが芸術でどこに感動したらいいのかさっぱり分からなくて、
その昔、ブリちゃんとの2回目のデートで初めて直島に行った時は、
なんかカッコいいー、非日常ー、おしゃれーと喜んでいたけど、
もう若くないのか何なのか、古い家に段ボールで作った亀が置いてあるのを見て、
「え…、で?」みたいなことになってしまいます。
誤解を恐れずざっくり言うと、中学生か高校生の文化祭の展示を見ているくらいの。
いや、でもこのために、感度の高い若者とか、最新モノに敏感な人達が
わざわざ瀬戸内を訪れるのだから、本当はちゃんと価値のある芸術作品で、
じょいフルの感性の限界というだけなのだけど。
加えて、島を回るのはどこも上りか下りの坂道で、
猛暑の中、飲み物やら子どもの着替えを提げたベビーカーを押しながら
20分も坂道をヨタヨタ上がって、やっと着いたその先が段ボールの亀、なので、
じょいフルとしてもどうコメントしていいのやら。
いやいや、よかったのですよ、瀬戸内国際芸術祭。
返す返す、アサが初めて船に乗れたことを喜んでいたのがよかったし、
のどかな島を歩けてよかった。
何より、何となく岡山の最先端の波に乗れた感じでよかったです。
じょいフルの芸術鑑賞の能力の低さとか、他力本願だったことは抜きにして。
10月から始まる秋会期はと聞かれたら、
えーっと、ブリちゃんのお父さんが誘ってくれたら行ってみます。