さてさて、ハンドミキサー選びのその後。
スタンド型で勝手にメレンゲを作ってくれるメランルージュロボでも、
ハイパワーであっという間に泡立つ海外ブランドのミキサーでも、
メレンゲを楽に作れるという点においては同じなので、
あとは値段と、収納の問題かと。
ハイパワーなハンドミキサーというと、
クイジナートとかの海外のイカツいもので、1~3万円台が主流。
メランルージュロボは2万円超。
ここへきて、ちょっと待てよ相当なお菓子作りマニアじゃあるまいし、
たかだが卵白の泡立てに2万円とかいいのか?!と、ふと我にかえり、
ナショナルとかの普通のミキサーが3千円台で売られていることを考えると、
たまにちょっとお菓子を作るくらいの一般主婦が
たかだかミキサーにいくら出そうとしてるんだと思い留まりました。
あーラビリンスの出口がまた見えなくなったーと思っていたら、
なんとT-falのプレップラインというミキサーが、
4千円を切る価格で売られているじゃないですか!
T-falはメーカーは有名でもハンドミキサーはマイナーなのか
今まで調べても聞いたことがない商品だったけど、
出力はクイジナートと同等かそれ以上の350Wで、レビューの評判も上々!
ということで、即決ですっ。
5日後には、ハイパワーのイカツいミキサーが我が家にやってきました。
もちろんすぐさまシフォンケーキを焼いてみたのだけど、
どうもメレンゲの調子が思うようにならない。
モクモクと泡は立つのだけど、今ひとつ滑らかじゃないしコシも弱い。
あれー、パワーだけじゃだめなのかなーと思っていたら、
何度かためしてみてようやく、どうやらこのミキサーは、あまりに速過ぎて
あっという間にメレンゲのピークを通り越しているらしいことに気が付きました。
今までの感覚で、卵白をほぐして、さぁ泡立て始めたぞー、と思っている頃には
実はもうメレンゲが完成していて、何しろ今までの古いミキサーでは15分とかかけて
ようやく柔らかいメレンゲになっていたのに、
このミキサーだと2分とかそのくらいで、もう石膏のようなメレンゲになっています。
あまりにあっけなくて、最初はなんだか物足りなくて
ついつい泡立て過ぎてしまっていたのだけど、
2分なら2分と時間を決めてスイッチを切ると、
ちょうどいい固さのメレンゲにすることができるようになりました。
今までのミキサーは一体何だったのかとか、
なんだ、くみさんはこんなミキサーでお菓子作ってたのかとか、
色々思うところはあるのだけど、
とりあえず今は、これで自分もカフェ ポン・ムヴァンのような、
くみさんのようなシフォンを焼けるようになる気がしてしょうがない。
ミキサー選びの迷宮の先には理想のシフォンが待ってるかも知れませんっ。